彼女たちは7月22日に『Attention』のMVをサプライズ公開して正式デビューを果たしたのだが、それまですべての情報が謎に包まれていたなかでの突然の登場だった。
ファンはそこで初めてメンバーの歌声や顔、グループ名などを一挙知ることとなったのだ。この異例のデビューがK-POP界に大きなインパクトを与えたのは言うまでもない。
さらに、NewJeansのデビューアルバム『New Jeans』に収録されている『Attention』『Hype Boy』『Cookie』『Hurt』の4曲は、すべての楽曲でMVが制作されているなど、新人とは思えないダイナミックなスケールにも注目が集まった。
こういった異例のプロモーションの裏には、“ヒットメーカー”ミン・ヒジン氏の存在がある。
現在、ADORのCEOとしてNewJeansの総括プロデューサーを務めるミン・ヒジン氏は、今までアーティストのヒット作品のコンセプトを生み出してきたK-POP界では有名なアートディレクターだ。
少女時代の大ヒット曲『Gee』でのカラースキニーや、EXOの制服コンセプト、f(x)の『Pink Tape』アートフィルムなども、すべてミン・ヒジン氏の革新的なアイデアによるものだ。
そんなミン・ヒジン氏は2019年にBigHitエンターテインメント(現HYBE)のCBO(Chief Branding Officer/最高ブランディング責任者)に任命され、その後、ADORのCEOとなった。彼女が初めて手がけるガールズグループがデビューするというニュースが明らかになると、デビュー前にも関わらず、“ミン・ヒジンガールズグループ”と称されて大きな期待を集めるほどだった。
そんな期待以上の大躍進を遂げているNewJeansは、2023年1月2日にシングル『OMG』で正式にカムバックすることを発表している。従来のK-POPの壁を壊した彼女たちの歩みに注目していきたい。
(文=サーチコリアニュース編集部A)