人気グループBTS(防弾少年団)の最年長メンバーで、現在は兵役中のJINも世界中から注目されるプレッシャーに苦しんだ経験があるという。
過去のインタビューで、JINは「『Dynamite』がビルボードチャートで1位をとり、たくさんの方々からお祝いのメッセージを頂いた。でも実際、僕よりもっとずっと音楽を愛していて、上手な方がたくさんいるのに、このような祝福を受ける立場にいていいのだろうかと不安を感じ、心が苦しくなって何もかもやめてしまいたくなった」と明かしている。
バーンアウト(燃え尽き症候群)のような状態に陥ったJINは、カウンセリングを受け、“BTSの生みの親”であるHYBEのパン・シヒョク議長から「その思いの丈を曲に残してみるのはどうか」というアドバイスを受けて、ソロ曲『Abyss』の制作に至ったという(2021年2月『Weverse Magazine)。
その他にもBTSのV、TWICEのミナ、元Wonder Girlsのソンミ、MAMAMOOのムンビョル、MONSTA Xのジュホン、歌手のヒョナなど、数多くのアイドルが不安症状と闘っていると明かしたことがある。
実際のところ、憂鬱感や不安障害、パニック障害などは、もはやスターたちだけの話ではない。このような症状を訴える現代人はますます増加傾向にあり、すでに社会的な問題として浮上していることから、韓国芸能界におけるアイドルのメンタルサポートは今後も大きな課題となりそうだ。
(文=サーチコリアニュース編集部A)