「大谷翔平はスターにとってのスーパースター」と韓国メディア絶賛…一体なぜ?【WBC2023】

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母国・日本で1次ラウンドと準々決勝を戦った影響もあるだろうが、大谷の一挙手一投足すべてが日本現地メディアによって伝えられている。過度な関心は負担と圧迫感につながる可能性もあったが、大谷はすべての関心を全身で吸収し、それをパフォーマンスで発散した。

大谷は1次ラウンドで打率0.500(12打数6安打)、1本塁打、8打点、5得点、7四球、1盗塁、OPS 1.684を記録した。また、投手としても出場した去る3月9日の中国戦では4回1被安打5奪三振無失点の力投を見せ、見事1次ラウンド・プールBのMVPにも輝いた。

そして、イタリアとの準々決勝で、大谷はWBC最後の二刀流を披露した。というのも、所属チームのエンゼルスに戻れば開幕投手として出場しなければならないため、コンディションの調整が必要だったのだ。

そのためか、大谷は大会最後の登板であることを示すかのように、初回から渾身の力を絞り出した。1球を投げるたびに唸り声が東京ドームに響いた。ストレートは最速164kmを叩き出し、変化球も147kmに達するなど、大谷は全力投球を繰り広げた。

ただ、5回に力が落ちたのか制球が乱れ、四球や死球が続き最終的に2失点。結局4.2回で4被安打、1四球、2死球、5奪三振、2失点を記録した。

大谷の唸り声は、自らが試合に臨む意志を表したものだ。栗山英樹監督は試合後、グラウンド上でのインタビューで「翔平の気合と覚悟が、監督の私を含む全員に伝わっていた」と語った。

打席でも大谷は機知を発揮した。両者無得点で迎えた3回裏、一死一塁で仕掛けた奇襲バントはイタリアの守備を揺さぶり、試合の決定的なターニングポイントとなった。実際、大谷のバントは吉田の内野ゴロによる同点、岡本和真の3ラン本塁打に繋がっている。大谷の野球センスとチームのための犠牲精神、勝負欲すべてが輝いた。

イタリア戦の試合後、マイク・ピアザ監督(右)と握手する大谷翔平

大谷はメジャーリーグのスターでありながら、日本代表のリーダーを自任し、チームの雰囲気を盛り上げている。日系選手で初めて代表入りしたラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)が適応するためにも先頭に立ち、チームメイトの勇気づけにも役割を果たしている。

何より、「スターにとってのスーパースター」であることを改めて確認した。日本が対戦したイタリアは欧州国だが、主軸のほとんどがイタリア系アメリカ人だ。デービッド・フレッチャーは大谷のエンゼルスの同僚で、マイク・ピアザ監督はメジャー通算427本塁打を放ち、殿堂入りも果たした伝説的捕手である。

試合後、彼らと挨拶を交わし、記念撮影をした大谷は、カメラのフラッシュと東京ドームの観客の視線を一身に浴びていた。

この過程で、インタビュー中の栗山監督はカメラマンや場内の観客からそっぽを向かれるハプニングもあった。しかし、愛弟子がセレブ勝つリーダーの役割を果たす姿を、栗山監督はどこか嬉しそうに見守っていた。

何より、大谷はいつも相手を尊重してきた。1次ラウンドで戦ったチェコに対しても、「レベルに関係なく野球が好きだということは尊敬に値する。相手としても尊敬し、立派な選手たちだった」と伝えた。イタリア戦の後も、「(チームメイトの)フレッチャーに限らず、優れた打者は多いと思った。点差が終盤には広がったが、それ以上に多くのことを考えた。良い打者が多かったと思った」と敬意を表した。

約1週間、東京ドームは大谷一色に染まった。どこに行ってもWBCの話が出て、大谷の活躍ぶりが話題になった。大谷の行動に注目せざるを得ない瞬間が毎回作られた。

そして、大谷は数多くの関心にも毅然と対処し、尊重しながら自らの品格を高めていた。

(記事提供=OSEN)

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