韓国で逆風受ける“日本のAV女優”、出演イベントが相次いで批判されたワケとは?

2024年04月01日 K-POP
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韓国で“日本AV女優”への風当たりが強い。

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3月28日、ある音楽イベントの出演ラインナップが発表された。今回明らかになったのは、5月24、25日に全羅南道・麗水(チョルラナムド・ヨス)で開催される「麗水(ヨス)エキスポOTTミュージックフェスティバル」というイベントの出演者だ。

ソンミ、ファサ、CRAVITYなど、若者にも人気の有名アーティストたちが名を連ねたなか、ある“有名女優”がDJとして出演するとも伝えられている。

彼女の名は小倉由菜。日本のAV女優だ。

小倉由菜
出演が発表された小倉由菜(画像=オンラインコミュニティ)

このイベントは、全世界の16億人を越えるOTT(動画配信サービス)利用者とともに過ごすという趣旨で企画されたものだ。だが、突然日本のAV女優の出演が発表されたことで、フェスティバルのアイデンティティが損なわれるという声が。ネット上でも、「成人向け産業にスポットライトを当てることが韓国を代表する祭りか?」といった厳しい声が散見される。

このような意見が上がるのは当然かもしれない。というのも、このイベントは“7歳以上観覧可”に設定されているためだ。

翌日、主催側は小倉の出演は相応しくなかったとして最終ラインナップから除外。騒動になったことで取り消したわけではないと付け加えている。

なんでそんな所で?

なお現在、日本のAV女優が問題視されている韓国イベントは「麗水エキスポOTTミュージックフェスティバル」だけではない。

先立って3月中旬には、「2024 KXF The Fashion」というイベントの開催が発表された。4月20、21日の2日間にかけて行われる同イベントには、10人以上の日本AV女優、そして男優のほか、際どい衣装やダンスで知られるガールズグループのGirl Crushなど、多くの魅力的なゲストが名を連ねている。前述の小倉由菜もDJとしての登場が予定されている。

「2024 KXF The Fashion」
「2024 KXF The Fashion」ポスター(画像=韓国成人コンテンツ協会)

だが、こちらもやはり反発を受けた。開催地である京畿道・水原(キョンギド・スウォン)では12日、女性団体や市民団体が水原駅前広場で会見を開き、「女性の身体と性的な行為を性商品化し女性暴力を助長する成人エキスポ『2024KXF The Fashion』を強力に糾弾する」と主張したのだ。

ただ、デモが逆に世間へのPRとなってしまい、チケットの大幅に伸びる皮肉な現象も起きた。また主催側は、ある韓国メディアを通じて、「警察からはイベント開催は法的に全く問題がないと言われた。予定通り進行される。デモ以降、女性団体から連絡はなかった」と強調している。

警察がOKを出しているならば問題ないかと思われるが、開催すべきではない理由を韓国紙『京仁日報』が詳しく説明している。

同紙によると、このイベントはなんと、会場が「小学校と4車線道路を挟んだ50m向かいにある」というのだ。

また「学校正門前の横断歩道さえ渡れば、徒歩1分もかからず簡単に行ける距離だ。イベントは週末だが、付近にはショッピングモールが密集しているため、家族単位の流動人口が多い。子供たちが、性をお金で売買できる商品と認識したらどうしようか」とも伝えている。

韓国AV業界の歴史

そもそも韓国では、AVに関して非常に厳しい目が向けられている。もともとは前張りをした状態での作品しか許可されていなかったが、2010年頃からリベンジポルノ被害が増加し始めたことで潮目が変わった。

決定打となったのは、KARAの元メンバー、ク・ハラさんの死だった。彼女は元恋人からリベンジポルノ被害に遭ったことで“極端な選択”に踏み切り、この世を去ってしまった。これを受け、抑止力という意味も含めて2018年にぼかし処理の基準が変わることとなった。同年には専門プロダクションも設立され、今まさに成長しようとしている産業なのだ。

とはいえ、未成年の目が届く場所で大々的に開催することは間違っているだろう。歴史の浅さが露呈してしまったと言わざるを得ない。

いずれにせよ、イベントそのものを否定するわけではない。配慮が必要だということだ。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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