韓国芸能界を蝕む「公開恋愛」 スターたちが背負った代償

2025年10月01日 韓流 #ゴシップ
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韓国では、K-POPアイドルや俳優といった芸能人が交際を認め、その後も関係を続けることを「公開恋愛」と呼ぶ。

熱愛を公にすることは、噂やゴシップを払拭し、ファンや世間に対して誠実さを示すという利点がある。実際、応援を受けるケースも少なくない。女優シン・ミナと俳優キム・ウビン、少女時代のスヨンと俳優チョン・ギョンホのように、10年以上にわたり公開恋愛を続けているカップルも存在する。

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少女時代スヨンと俳優チョン・ギョンホ(写真提供=OSEN)

しかし一方で、デメリットが大きいのも事実だ。

RAINBOW出身のチョ・ヒョニョンは、かつて歌手アレックスと公開恋愛を経験した。彼女は「人気が上がっていた時期に熱愛報道が出て、キャリアが崩れ落ちたと感じた」と語り、公開恋愛による苦い記憶を明かしている。

さらに深刻なのは、交際相手の不祥事に巻き込まれるケースだ。KARAのパク・ギュリは2019年、財閥3世のソン・ジャホ代表との交際を認めたが、後に彼の飲酒運転や詐欺事件が発覚。パク・ギュリも詐欺コイン事業に関与していたのではないかという疑惑にさらされ、公判に証人として出廷する事態にまで発展した。

Wonder Girls出身のユビンも、テニス選手クォン・スンウとの公開恋愛で批判にさらされた。彼がアジア大会でスポーツマンシップに反する行為を見せたことで非難が集中し、ユビンも矛先を向けられたのだ。結局、ユビンは破局を認め、ラブスタグラムを削除することになった。

こうした例が示すのは、交際相手の行動や問題が、本人のキャリアにも直接的な打撃を与えるということだ。

近年は、熱愛報道に対して「私生活なので確認できない」と否定も肯定もしない対応が増えている。Girl’s Day出身のヘリやWINNERのソン・ミノ、女優ナナ、さらにはTWICEのジヒョも同様だ。ジヒョはかつてカン・ダニエルとの公開恋愛を経験しており、そのときの過剰な関心を踏まえて、交際を公開しない選択をしているのではないかとも言われる。

また、BTSのVとBLACKPINKのジェニーのように、一切反応を示さなかった例もある。

誠実さを示すために公開するのか、それともキャリアを守るために沈黙を選ぶのか。公開恋愛をめぐるジレンマは、今後も韓国芸能界の大きなテーマであり続けるだろう。

(記事提供=スポーツソウル日本版)

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