夏の韓国旅行は要注意?“ソウル灼熱化”で熱中症患者急増 「高齢者より30・40代」「午後より午前」に多数発生

2025年07月09日 社会 #時事ジャーナル
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日本と同じく韓国でも記録的な猛暑が続き、特に首都ソウルで熱中症患者が続出している。

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7月9日、ソウル市の「熱中症救急室監視体系」によると、5月15日から7月7日までに発生した熱中症患者は計85人で、昨年の同時期(5月20日~7月7日/27人)と比べて3倍以上増加した。

「熱中症救急室監視体系」には、現在救急室を運営するソウル市内すべての病院(70カ所)が参加している。今年は例年より暑くなるのが早かったため、昨年より5日早く監視体系の稼働が始まった。

ソウル市の熱中症患者の傾向を見ると、発生場所や時間帯、年齢層にいくつかの特徴があることがわかった。

まず、屋外作業場(13%)よりも道端(53%)や運動場・公園(17%)など、屋外でのレジャー活動中に多くの熱中症患者が発生した。農地・山林での発生割合は1%に過ぎなかったが、全国の熱中症患者における農地・山林での発生割合が20%に達するのとは明確に異なる。

また、午後(25%)よりも午前(10時~12時/44%)に、高齢層(65歳以上/16%)よりも30~40代の青年・中年層(46%)に、より多くの熱中症患者が発生している点も目立つ。

特に、道端で発生した熱中症患者45人のうち56%は、午前の時間帯にマラソンをしていて発症した。これについてソウル市は「比較的涼しい午前の時間帯でも、水分補給や体調管理が不十分であれば、健康な若者でも熱中症にかかる可能性がある」と指摘した。

写真はイメージ
(写真=サーチコリアニュース)

ソウル市市民健康局のイ・ドンリュル局長は、「運動やレジャーなど身体活動時に猛暑を過小評価し、健康に関する注意事項をおろそかにすると、熱中症が発生する危険性が高まる」として、「猛暑の期間は屋外での作業や身体活動を自制し、健康に関する注意事項を必ず守ってほしい」と強調した。

ソウル市は猛暑対策としての健康規則として、「こまめにシャワーを浴びる」「ゆったりとした明るい色の軽い服を着る」「外出時は日傘や帽子などで日差しを防ぐ」「喉が渇いていなくてもこまめに水を飲む」「暑い時間帯の屋外活動や運動を控える」などを推奨している。

(記事提供=時事ジャーナル)

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