近年、K-POPファンの間で多くの関心を集めてきたBTS(防弾少年団)の兵役問題。今月17日、所属事務所BIGHIT MUSICがグループ最年長のJINを筆頭とした順次入隊を発表したニュースは日本でも大きく取り上げられた。
【兵役のギモン】スターたちの不祥事で廃止された“芸能兵制度”
ただ、その世界的人気で莫大な経済効果を生み出すBTSでさえも、“国民の義務”として兵役に行かざるを得ない状況に疑問の声は多い。
そんななか、比較対象に挙げられるのが、国際大会で結果を出し、兵役免除の特例を得たアスリートたちだ。
韓国のスポーツ選手は、オリンピックで金・銀・銅、アジア大会で金メダルを獲得すれば、「体育要員」の資格で兵役免除の恩恵を受ける。同資格を得た選手は、新兵が受ける基礎軍事訓練、また計544時間のボランティア活動をこなすことで、兵役を遂行したとみなされる。
そこで今回は、兵役免除を得たアスリートのなかでも、サッカー韓国代表ソン・フンミンの事例を紹介しよう。