「光復節」を迎えた韓国、今年はソウルで集会なし?「主催者と参加者は告発する」

2020年08月15日 社会
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日本で終戦記念日にあたる8月15日は、韓国では「光復節」と呼ばれ、独立記念日のような祝日となっている。

毎年8月15日にはソウル広場などで各種集会やイベントが行われるが、今年は難しそうだ。ソウル市が光復節の集会を禁止する行政命令を下したからだ。

ソウル市は実効性を確保するために、ソウル地方警察庁に行政応援を要請して集会を禁止させる方針だ。

8月13日、ソウル市は集会禁止命令を出した背景について、以下のように伝えている。

「最近、宗教施設と南大門市場などで新型コロナの集団感染が発生し、“n次感染”を通じた感染拡大が続いている」とし、「新型コロナの深刻段階が続いている状況で、8月15日の大規模集会に対する市民たちの心配が大きい」と説明した。

(写真=ソウル特別市)2016年、ソウル市庁に掲げられた巨大な韓国国旗

ソウル市は、多くの信徒が集会に参加すると予想される城北区サラン第一教会で8月12日に感染者が発生するなど、感染拡大が懸念されると指摘した。全国各地から集まる参加者も相当数予定されており、感染者が発生した場合、全国単位に感染が広がるという説明だ。

ソウル市によると、8月11日、12日の2回、集会取り消し要求公文書を当該団体に発送し、7つの団体は執行強行の意思を伝えてきたという。

ソウル市は感染法予防法第49条に基づき、集会禁止の行政命令を下した。

ソウル市側は集会の自由も尊重されなければならないが、今は新型コロナの危険から市民の安全を確保しなければならないという立場だ。

集会が強行された場合、禁止措置に違反した主催者と参加者の告発し、感染者が発生した場合、求償権請求も並行する計画だ。

例年以上に混乱が起こるのか、注目してみたい。

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