2月27日に入隊したG-DRAGONのことを、「白骨勇士になった」と韓国メディアが報じている。彼が通称“白骨部隊”と呼ばれる「第3歩兵師団」に入所したためだ。
江原道・鉄原郡に位置する第3歩兵師団は、GOPやGPといった最前線を守る師団で、1947年12月1日に釜山で編成された韓国軍初期師団のひとつである。
長年の歴史と伝統を誇り、長期服務による進級は容易だが、陸軍の中で最も訓練が厳しいことで有名だ。
編成当初、極度の反共主義と戦闘的な気質を誇る兵士たちが中心となって、「死んで白骨になってでも故郷を取り戻す」という意志を込めて戦闘用ヘルメットにドクロマークを描いたことが、「白骨部隊」という別名を持つきっかけだったと言われている。
そのためか、伝統的に“ドクロマーク好き”として有名な第3歩兵師団では、ドクロマークに「死ぬ覚悟で戦えば必ず生きる」「死ぬことはあっても、負けることはない」との精神が込められていると定義するほどだ。
当然のごとく師団のエンブレムにもドクロマークが入っている(2012年12月3日から、真ん中にドクロマークが追加された)が、たまに毒物や生物化学兵器処理部隊に誤解されることもあるとか。
敬礼のときは他の師団と違って「白骨!」と叫び、「生きても白骨!死んでも白骨!必死即生、骨肉至終、白骨!白骨!ファイティン!」が正式標語という。
内部施設のあちこちからもドクロマークをすぐ見つけられるし、退所する二等兵に与えられるお酒(実際はジュースあるいは水らしい)も“白骨酒”と呼ぶそうだ。
第3歩兵師団は、北朝鮮に対する強い敵対心を持つ師団としても知られる。
部隊の正門などには、金日成、金正日、金正恩への檄文が書かれた横断幕が掲げられており、兵士たちは日常的に「撃ち破ろう北朝鮮軍」「北朝鮮軍の胸に銃と刀を打ち込め」といった過激な掛け声をかけるという。
いずれにせよ、G-DRAGONとドクロマークはよく似合いそうだ。白骨勇士として、より凛々しくなって帰ってきてほしい。
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