12月21日、韓国の就職情報サイト「ジョブコリア」は、サラリーマン1051人を対象に調査した「今年の職場生活を最も反映する新語ランキング」を発表した。
韓国サラリーマンのリアルが垣間見えるサラリーマン新語・流行語ベスト5を紹介したい。
「~角(ガク)」とは、「~~をすべき状況」「~~の予感」を指す若者言葉で、“夜勤角”は「夜勤(残業)すべき状況だ」「見たところ、夜勤の予感がする」という意味になる。
経済協力開発機構(OECD)加盟国34カ国の中で労働時間が2番目に長い韓国のサラリーマンにとって、残業や夜勤は日常茶飯事。今日も多くの韓国サラリーマンが“夜勤角”で苦しんでいるのかも…。
「LINE」「カカオトーク」など、メッセンジャーアプリの普及によって生活は便利になったものの、プライベートと仕事の境界線が曖昧になるという弊害が現れ、人々を悩ませている。
韓国では時と場所を問わずカカオトークを通じての業務指示が多くなり、“地獄”、“監獄”と感じるサラリーマンが増加中。密かにカカオトーク離れも進んでいるそうだ。
早期退職後、改めて就職活動に取り組む40~50代を指す。平均寿命の延伸によって引退後も働かなければならず、“完全退職”が難しくなった今の時代を物語る言葉だ。
韓国は嫁姑の葛藤が激しく「嫁入り暮らし=辛い」というのが一般的な考えだ。しかし、職場生活は嫁入り暮らしに勝るとも劣らない辛さ。
上司や先輩、同期の干渉を受けるなど、職場での人間関係に悩まされる“職場暮らし”が、多くのサラリーマンにストレスを与えている。
口座に給料が振り込まれた途端、クレジットカードや光熱費、税金の引き落としなどで瞬く間に残高が減っていくことを意味する。
給料が振り込まれることは“ログイン”、引き落としは“ログアウト”と、ウェブサイトへの出入りに例えるところが、なんとも“IT強国”らしい。
ちなみに、日本でお馴染みの「社畜」は10位にランクイン。他にも、昼休みを利用してワーキング運動をする「ワランチ」、休暇をとったにも関わらず会社に出勤する「出勤休暇」などが今年のサラリーマン新語・流行語に選ばれた。
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