韓国の成人男女10人中、8人が新型コロナによって憂鬱を感じていることがわかった。
就業サイト「JOBKOREA」とアルバイトサイト「albamon」が、大学生やビジネスパーソン1221人を対象に「コロナ憂鬱現況調査」を行った。1年以上も続く新型コロナの状況で、憂鬱な気分や突然の憤怒、挫折などの感情の変化を経験したかどうかを聞いた。
その結果、回答者の83.9%が「感情変化の経験がある」と答えた。成人男女の大多数が新型コロナによって、憂鬱な感情を味わっているということだ。
憂鬱を経験したと答えた回答者には、その程度を選択してもらった。活動の制約によって不安や無気力を感じる“コロナブルー”を経験したと答えた人は、65.3%に上った。
コロナブルーを超えて怒りやイライラで感情が爆発する“コロナレッド”の経験者は14.3%、生きる気力を失って絶望する“コロナブラック”の経験者は20.4%だった。
彼らがコロナで憂鬱な感情を抱いている主な原因は、仕事に対する不安だ。
就職難などによって良い仕事につくことができない不安が48.7%、勤務時間の減少、仕事の縮小など生計的な困難が31.9%という結果になった。
また、人と直接会えない寂しさ(38.5%)、長時間室内に留まらなければならない息苦しさ(22.4%)、予定された進学などの計画に支障が出ること(17.7%)、マスク着用などの防疫守則を守らない人のせい(15.9%)などが、憂鬱な感情になる原因と答えた。
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