レイプを題材にした日本の成人漫画を、韓国の性犯罪者らが刑務所内で回し読みしているという。SBSの単独取材によると、女子高生との性行為や女性をレイプするシーンなどが描かれた全12巻の日本の成人漫画(韓国語翻訳版)が、収監者らの部屋で見つかったそうだ。
刑務所といえば、一般的に生活や持ち物において厳しいルールが存在するイメージがある。しかし、今回の報道で明らかになった刑務所の実態に、多くの韓国人が衝撃を受けている模様だ。
収監者が成人漫画を読んでいるところを発見し、押収したという刑務官はこう言っている。
「性犯罪者たちはこれを読みながら、“俺も相手に覚せい剤を飲ませてレイプしたことがある”“このシーンは俺もやってみた”などの自慢話をする。彼らが更生して社会に復帰するという話が虚しいほどだ」
そもそも韓国の法律によると“有害刊行物”の指定がない書籍なら自由に刑務所へ搬入できる。つまり、ハードな成人漫画であっても韓国で正式に刊行・流通されているものなら大丈夫なのだ。前出の刑務官も、「漫画を押収したけれど、本当は収監者が合法的に持っていた物」と言っている。
ただ、性犯罪者の場合は法務部の方針として成人向けコンテンツの所有や観賞が禁止されているが、実際にはほとんど守られていない。
刑務所内の部屋には犯罪の種類を問わずいろんな犯罪者が集まっているため、誰かが持っていた成人漫画を性犯罪者が読むことは容易いのだ。
それに何よりも驚くべきことは、成人漫画にだけでなく、成人動画までシェアしていることである。
匿名の収監者がSBSに提供した情報によると、収監者たちは女性や児童虐待、トイレの盗撮などの動画が入ったSDメモリーカードを、電子辞書や刑務所内のパソコンを使ってこっそり見ているという。もちろん、書籍と違って靴の中に入れたり、本に挟んだりして密搬入したもので、収監者の間では数十枚ものSDカードがシェアされているらしい。
韓国の刑務所では性犯罪者を対象に100~300時間の性教育が行われているが、昼に性教育を受けてきた性犯罪者が夜は成人コンテンツを見て笑うこともあるというから、恐ろしい。
この報道を受け、ネットでは「完全に自分たちが犯罪者だってこと忘れてるよね?」「俺らの血税でただ飯を食わせ、成人漫画も見せてあげてたのか」「ああやって悪いことばかり覚えて出てくるから、刑務所を学校と言うんだね」「どおりで再犯が絶えないわけだ。反省どころか、さらなる犯罪へのロマンを抱いくから」「犯罪者に人権なんていらない」といった怒りの声が後を絶たない状況だ。
成人コンテンツを楽しむのは個人の自由だが、性犯罪者となると話は別。制度を見直す必要があるのではないだろうか。
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