格安ウインナー弁当とソックリな騒動あった!! 過熱する韓国コンビニ弁当競争

2021年10月18日 社会
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去る6月、SNSを中心にある弁当が大きな話題となった。それが、ローソンのグループ店であるローソンストア100の「ウインナー弁当」だ。

ご飯とウインナーだけというシンプルかつ大胆な内容に、200円という驚きのリーズナブルさはそれだけ衝撃的だった。実は、この商品と似た発想のお弁当がお隣・韓国でも発売されている。それが、今年の8月から韓国セブンで販売されている「イタルラ弁当」だ。

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内容はソーセージと国産キムチだけというシンプルな物で、「弁当購入時にスープやカップ麺を同時に購入層が多いことに着目して開発」されたお弁当で、韓国内でのコンビニ弁当の平均価格が4000ウォン(約400円)なのに対して、2200ウォン(約220円)で販売されている。

ソーセージとキムチだけのシンプルな弁当

リーズナブルさから注目される同商品だが、韓国内の弁当競争で同商品が注目されたのは、この1年で5000ウォン(約500円)を超える高価格弁当が流行したのも大きい。

コロナ禍によってレストランはなく、コンビニで食事を解決しようとする需要が増加し、コンビニでしっかりとした一食を楽しもうとする消費者が増えたためとみられる。

10月7日、韓国コンビニチェーンGS25によると、第3四半期売上高は5,000ウォン以上のお弁当の売上構成比が2018年第3四半期7.4%から今年第3四半期22.5%で3倍に増えた。特におかず機6つ以上含まれている弁当の売上の割合は、同期間に53.5%から88%に増えたと明かした。

同チェーン内の高額弁当の中でも人気なのが、「何が好きか分からないので、とにかく入れてみましたお弁当」だ。好きなおかずの顧客アンケートを通じて人気のある11種を選んで入れたお弁当で、炒め物や、醤油焼肉、味付けチキン、フライドチキンなどで構成された。おかず重量は一般弁当の2倍を超える380g水準だ。

低価格から高額弁当まで、コロナ禍による自粛体制は韓国内の弁当競争を激化させた。自粛が解除されつつある今、弁当競争の行き着く先にも注目したい。

文=サーチコリア編集部

 

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