恋人からの無慈悲な攻撃、韓国で増加傾するデート暴力の実情

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「こんな人とは思わなかったのに……」

長い準備期間を経て、結ばれるカップルの中には理想と現実のギャップに苦しむ人もいる。実際、「付き合ってみたら理想とは違った」というのはよくある話だが、その中でももっとも恐ろしいのが、交際相手から暴力や暴言を受ける、俗に言う「デート暴力」だ。

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この「デート暴力」はお隣・韓国で大きな問題となっている。

10月25日、韓国の国会行政安全委員会が警察庁から受け取った資料から、2016年から2020年までに、警察に受理されたデート暴力申告は8万1056件に達したことを明らかにした。

年度別に見た場合、2016年が9364件、2017年が1万303件、2018年が1万245件、2019年が1万9940件、2020年が1万8945件と、年々増加している。

このうち殺人、性的暴行、暴行・傷害、逮捕・監禁・脅迫などの被害程度が高い申告も5年間で6万1133件にもなった。中でも、殺人のケースは5年間で227件の届出が受理され、208人の被疑者を拘束した。

しかし、専門家は、実際のデート暴力が申告件数よりもはるかに多いと見ている。デート暴力は、加害者と被害者の間が非常に近く、「警察に通報するほどでは……」と考える人も多いのだ。

韓国の大手放送局SBSが、18歳以上の成人男女1000人を対象にアンケート調査を行ったところ、デート暴力を受けた経験があるという回答は9%となった。

暴行・殴打など身体的暴力が最も多く、ガスライティングなど感情的な暴力、脅迫、虐待などの言語暴力が続いた。

しかし、被害者10人のうち8人は被害をやられても申告しなかったと答えた。

申告していない理由については、30%が「処罰することまではないと思った」と答え、「再発防止を約束した」、「報復が怖くて」という回答に続く。

交際相手からの、精神的、肉体的な攻撃は精神的にかなり辛いはずだ。韓国では大きな問題として「デート暴力」は取り上げられているが、日本でも起っていないわけではない。自分には関係ないと思わずに、彼氏・彼女は大事にするのがいいだろう。

文=サーチコリア編集部

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