韓国のアルバイト情報サイト「アルバ天国」が実施したアンケート調査によると、2022年4月から2023年3月までの1年間における40代以上へのアルバイト支援が、1年前の2021年4月~2022年3月の同期間に比べて、216.0%増加していることがわかった。
同期間、求職者全体へのアルバイト支援量は40.4%、新規履歴書登録数の増加幅は31.9%と、40代の求職活動が活発になったことが確認できる。
これらは昨年の基準金利や物価の急上昇で生活費の負担が増えたことが大きく、減少した所得をアルバイトで補充しようとする需要が急増したためだ。
実際、アルバイトを始めようとした40代からは「賃金は変わらないけど支出が倍増した」「月給だけでは生活ができない」などといった意見が多く挙がっていた。
こうした事態に、韓国国内では「青年支援だけではなく、中高年の支援もしっかりすべきだ」「物価は上がるけど、給料はそのまま。私は60代だけど、アルバイトを考えている」「お金を稼ぐのが本当に大変な時代」など、悲嘆の声が上がっていた。
お金をどれだけ稼ごうとも、景気の悪さによって支出が上昇する。庶民の暮らしが楽になる日はまだ遠い。
(文=サーチコリアニュース編集部)