タイで“手の指すべてを切断”されて殺害されるという凄惨な事件が起きた。被害者と加害者は、ともに韓国人だ。
タイメディア『バンコクポスト』は5月13日、韓国人観光客の遺体が発見されたと報道。事件後、被疑者3人のうち1人が韓国に、残りの2人はカンボジアとミャンマーに逃亡したと伝えた。
タイのパタヤでは最近、30代の韓国人観光客が殺害されるという事件が起きた。貯水池で発見された被害者の遺体は、指10本がすべて切断されていた。これは、被害者の身元確認を妨害するために行われたと見られている。
しかも、遺体はドラム缶に入れられ、セメントで固められていたという。
タイ警察は当初、被疑者3人のうち2人は出国し、残り1人は出国した情報がないと発表していた。その後、残りの1人はミャンマーへと逃亡したが、密入国だったため出国記録がないものと推定。3人とも韓国人で、前科があると明らかにしていた。
その後16日、『バンコクポスト』は以下のように現地で報じた。
「韓国当局によると、被疑者のうち1人がパタヤで発見された遺体の韓国人を殺害したことを認めた。彼はパタヤに行く途中、ほかの2人の被疑者と首を絞めて殺害したあと、遺体を箱に入れたと話した」
この供述を受け、現地警察は韓国警察から情報を提供してもらい、捜査を実施。その過程で、前出の被疑者は、「バンコクRCA地域の、ある風俗店でA氏と親交を深めた」と主張したとも伝えている。
結局、被疑者3人のうち2人は韓国とカンボジアで逮捕され、残る1人は現在もタイ周辺国に密入国し、滞在しているようだ。
今回の事件で、バンコク南部刑事裁判所は拉致殺害などの疑いで韓国人3人の逮捕令状を発行。また、タイ警察は検挙された被疑者2人に対し、インターポールの国際逮捕手配書の発給を受ける予定だ。
韓国では昨年4月、英『BBC』が発表した「女性の一人旅で安全な5つの国」から韓国が漏れ、お隣の日本がリストに含まれたことが話題になった。当時、「私も韓国人だが、韓国人の人柄が足りていないのは事実だろう」「今や韓国はアジアで麻薬天国、拉致天国になった」といった声がネット上に上がっていた。
今回の事件はパタヤで起き、被害者は男性だったものの、海外旅行は充分に気を付けなければならないと再確認させてくれる事件だと言えるだろう。
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