待ちに待った夏休みシーズンだ。
夏休みを満喫する人がいる一方、休日返上で働き続ける人もいる。もちろん、純粋に「働きたい」という人もいるだろうが、なかにはやむにやまれず、という人もいるだろう。
同様に夏休みに突入した韓国はどうだろうか。
興味深いデータが出ている。世論調査専門機関グローバルリサーチが市民団体119の依頼で、1000人を対象に「2024年の夏休み計画」を調査した結果、なんと会社員の51.5%が「夏休みを諦めたり、保留している」と答えたという。
まず、会社員に今年の夏休み計画があるかを尋ねた結果、「ある」が48.5%、「ない」が20.4%、「まだ決まっていない」(保留)が31.1%という結果に。
諦めた理由としては、「休暇費用が負担されたので」が56.5%となり、「有給などの不足」(12.2%)、「休暇後の業務負担増」(10.9%)と続いた。
また、「夏休みを取る」と答えた人の中で、休暇予定期間を尋ねた結果、「3~5日」が60.6%で最多となり、「6~7日」が24.3%で続いた。
なお、「出費が負担となるため計画を立てていない」という回答は、正規職(51.8%)よりも非正規職(61.9%)、上位管理者(50%)よりも一般社員(61.2%)で相対的に高くなっている。
こうした結果に韓国ネット民の間では、「国民の財布が枯渇しているから」「十分な休暇に対するフォローが弱すぎる。職場文化が後進国だ」「今は半数だが、数年後には10人に1人しか夏休みを取れない時代になるだろう」など、冷めた意見が多く上がっていた。
子どもの頃は楽しかった夏休みだが、大人になると楽しいことばかりではないようだ。悲しい…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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