韓国で働かない若者が増加している。
9月19日、韓国統計庁の「経済活動人口青年層(15~20歳)付加調査マイクロデータ」によると、最終学校を卒業(修了・中退を含む)するも、3年以上就職していない青年が5月基準で23万8000人に上ることがわかった。
この数字はコロナ禍以降最大になる。
また、就職活動をしていない青年層は何をしているのだろうか。同調査によると34.2%になる8万2000人は「何もしていない」と答えていることもわかった。
その他の回答では、「就職関連の試験準備をした」28.9%(6万9000人)、「育児・家事をした」14.8%(3万5000人)、「進学準備をした」4.6%(1万1000人)と続いている。
また、同調査によると就職できなかった日時が増えるほど「何もしなくなる」傾向があることもわかった。
実際、「就職準備をした」という回答は「6ヶ月~1年未満」の場合54.9%、「1年~2年未満」の場合50.8%、「2年~3年未満」の場合45.1%、「3年以上」の場合34.2%と徐々に下落しているのだ。
こうした状況に、韓国国内では「子どもが3年も就職もしないで家にいたとしたら恐怖しかない」「税金で支援をするから堕落していく。これからは、すべてを救うのではなく切り捨てていくべきだ」「実際にはどこも労働力は足りていない。自分のレベル以上の雇用条件を求めすぎ」など、辛辣な意見が目立った。
「就職できないから諦めます」が通じるのは、最低でも親が存命の間までだ。現実を受け止めて、進まなければどこかで頭打ちになることだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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