日本人女性80人余りを韓国に連れてきて性売買を斡旋した、いわゆる「列島の少女たち」のオーナーと管理者に実刑判決が下された。
【注目】日本人女性80人が韓国で“遠征性売買”「列島の少女たち」
10月29日、ソウル中央地裁・刑事16単独部(イ・ギョンソン判事)は、性売買処罰法違反などの疑いで起訴されたオーナーのユン氏に懲役2年、罰金5000万ウォン(約550万円)、追徴金2億8000万ウォン(約3090万円)を宣告した。
また、管理者のパク氏には懲役1年8カ月、罰金3000万ウォン(約330万円)の納付が命じられた。
裁判所は「被告人らはすべての犯行を認めており、提出された証拠を総合すると全員有罪であると認められる」と述べ、「遠征性売買を行う日本人女性を雇用し、大規模かつ長期間にわたり性売買業を営んでおり、罪質が良くない」と指摘した。
ユン氏とパク氏は2023年11月から今年5月まで、日本人女性80人余りを韓国に入国させ、オンラインサイトを運営しながらソウルや京畿(キョンギ)一帯で、組織的に性売買を斡旋した容疑などで起訴された。
彼らは「列島の少女たち」というタイトルでオンライン上に広告を掲載。80人の中には日本のAV女優もおり、その場合、1回あたり130万~250万ウォン(約14万3000~27万6000円)の代金を受け取っていたとされる。
日本人女性を組織的に性売買させ、摘発された事例は今回が初めてだ。
「列島の少女たち」のオーナーや管理者に実刑判決が下されたことを受け、韓国のオンライン上では「常連客のリストも公開しろ」「合法化して税収を確保し、安全な制度を作るべきだろうに」「たった懲役2年とは笑える」といった反応が見られた。
ただ一部報道では、現在も「列島の少女たち」と同様の日本人女性を使った業者が続々と出現しており、釜山(プサン)、浦項(ポハン)、済州(チェジュ)など全国各地で営業しているという。
今後も日本人女性に関連した韓国発のニュースが続く可能性がある。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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