麻薬成分を含む風邪薬などの“違法医薬品”、韓国への持ち込みが5年で43倍に…持ち込んだ者の国籍は?

2025年03月18日 社会 #時事ジャーナル
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麻薬成分を含む風邪薬や睡眠薬などの違法医薬品の韓国内への持ち込みが最近急増しており、それに伴い麻薬中毒者も増加していることが明らかになった。

【注目】「麻薬に無縁な国」は“過去”になった韓国

3月18日、韓国関税庁によると、麻薬成分を含む違法医薬品の持ち込み量は2020年の885gから、2024年は3万7688gへと約43倍に増加した。

同じ期間、全体の麻薬摘発量が約5.3倍増加したのと比べても、急激な増加傾向が見られる。

今年2月末までの摘発件数は65件、摘発量は1万1854gで、前年同期と比べて摘発件数は3.8倍、摘発量は5倍以上に増加した。違法医薬品の国内需要が増加している理由として、麻薬中毒者が代替麻薬として違法医薬品を悪用するケースが増えていることが指摘されている。

また、麻薬成分が含まれていることを知らずに鎮痛効果を期待して違法医薬品を使用し、その結果として依存症に陥るケースも増えていると関税庁は把握している。

違法な薬
(写真=Pexels)

2024年、違法医薬品を持ち込んだ者の国籍を見ると、韓国が34%で最も多かった。ベトナム、スリランカ、中国、タイを含む5カ国の国籍者が全体の87%を占めた。

違法な風邪薬は主に韓国、ベトナム、スリランカ国籍の国内居住者によって特別配送や郵便を通じて持ち込まれることが確認された。一方、違法な睡眠薬は韓国および中国国籍の旅行者が、アメリカ、中国、日本などから直接持ち込むケースが多いと分析されている。

違法医薬品に含まれる麻薬成分としては、コデイン、デキストロメトルファン、アルプラゾラム、ゾルピデムなど10種類が確認されている。

関税庁は、麻薬成分を含む違法医薬品の持ち込みを阻止するため、情報分析と税関検査をさらに強化する方針を示した。

(記事提供=時事ジャーナル)

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