日本人が11人だったことに対し、韓国人は74人と7倍近くに上った。昨年、フィリピンで逮捕された外国人指名手配者の数だ。
2月10日(現地時間)、『ザ・フィリピン・スター』などの海外メディアによると、フィリピン入国管理局は声明を通じて、2024年に海外からフィリピンへ逃亡してきた外国人180人を逮捕したと発表した。
このうち、韓国人が74人で全体の41%を占めた。2位の中国人(62人)を上回り、最も多かった。
増加幅が驚異的だ。フィリピンで逮捕された韓国人の数は前年(39人)のほぼ2倍に増加しており、その割合も30%から10ポイント以上拡大した。
フィリピンで逮捕された外国人の内訳は、台湾人12人、日本人11人、アメリカ人7人、イタリア人2人、オーストラリア人2人だった。
これらの逃亡者は、経済犯罪、投資詐欺、違法賭博、資金洗浄、フィッシング詐欺、強盗、麻薬取引など多岐にわたる犯罪で指名手配され、逃亡生活を続けていたが、最終的に逮捕された。
フィリピンに滞在しながらソーシャルメディアを通じて日本国内で高額報酬を提示し、アルバイトを募って強盗を実行させていた「闇バイト」事件に関連し、主犯格の「ルフィ」を含む日本人グループ6人も逮捕された。
今回発表された声明を通じて、入国管理局長は「フィリピンはすべての外国人逃亡者の入国を禁止している」とし、「この国は外国人犯罪者の避難所ではない」と強調した。
これまでフィリピンは、韓国人が犯罪の被害に遭いやすい国とされてきた。実際、2015年から2024年上半期までに発生した殺人事件で、韓国人の被害者は38人に上り、これはアジア・太平洋地域で殺害された韓国人全体(86人)の44.2%を占める。
しかし今回の逮捕者の多さを考えると、単に被害者の立場にあるとは言い切れない側面も浮かび上がる。
フィリピンでの現状について、韓国のオンライン上では「国の恥だ」「犯罪者は現地の法律で裁いてくれ」「フィリピン当局が処罰を与えてしまえば手っ取り早い」「昔から韓国の犯罪者の逃亡先はフィリピンというイメージがある」といった反応が寄せられた。
韓国国内でも厳しい批判が寄せられており、今後の再発防止策が求められている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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