韓国の慶尚北道議会が、日本政府が独島(=竹島)に関する情報を含む東京の「領土・主権展示館」の拡張空間を追加開館したことに対し強く抗議し、即時閉館を求めた。
【画像】日本が竹島を自国領と認識していなかった証拠?“古地図”が話題
慶尚北道議会によると、日本政府は独島に対する不当な領有権主張を強化するため、既存の展示館を拡張し、歪曲された資料を広報している。
領土・主権展示館では独島だけでなく、尖閣諸島・千島列島・北方領土などを日本領土であると主張する展示物を展示している。
慶尚北道議会は11月14日、日本政府が2018年に初めて領土・主権展示館を開館して以来、拡張移転とリモデリングを繰り返しながら歪曲された主張を繰り返してきた点を指摘した。慶尚北道議会は「独島は歴史的・地理的・国際法的に明白な大韓民国固有の領土である」とし、「日本政府が歪曲された展示空間を拡大し、虚偽主張を繰り返すことは決して容認できない」と糾弾した。
パク・ソンマン議長は「日本政府が国際社会の責任ある一員であるなら、過去の歴史を直視し、独島に対する不当な領有権主張を直ちに撤回すべきである」とし、「慶尚北道議会は今後も独島の領土主権を守るため、国内外の対応活動をより強力に展開していく」と述べた。
ヨン・ギュシク独島守護特別委員長は「日本の展示館拡張措置は独島に対する継続的な領土侵奪の試みの一環であり、看過できない挑発行為である」とし、「日本政府は歪曲された展示を直ちに中断し、領土・主権展示館を閉鎖して国際社会で責任ある国家として最低限の姿勢を示すべきである」と促した。
なお、慶尚北道議会は今年2月、第20回「竹島の日」記念式典が2月22日に開催されることを踏まえて声明を発表し、「1877年に明治政府が独島は日本領ではないと公式に宣言したにもかかわらず、1905年に日本が中央政府ではなく、島根県の決定で『無主の地』として独島を日本領に編入したことは、明らかに帝国主義的な侵略行為だ」と強く反発したことでも知られる。
■「日本は独島(=竹島)を自国領と認識していなかった」韓国の財団が“19世紀の古地図”を根拠に主張
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