日本によって絶滅させられた「独島アシカ」の復元を目指す支援団体が韓国で発足…“独島の日”を迎えイベント

2024年10月25日 社会
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本日10月25日は、韓国で「独島の日」として知られている。独島とは、竹島の韓国呼称だ。

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なぜ10月25日かというと、1900年10月25日に高宗(コジョン)皇帝が大韓帝国勅令第41号で独島を鬱陵島の「付属島」として明示したことを由来とする。

それから百年余りが過ぎた2004年、独島の守護運動を行っている「独島守護隊」が「独島の日」の制定を提案。その後、2005年7月に慶尚北道議会が毎年10月を「独島の月」と定め、さらに2010年に韓国教員団体総連合会、韓国青少年連盟、ウリ歴史教育研究会、独島学会などが連携し、10月25日を「独島の日」と宣言した。

そして現在では、全国的なイベントとして定着した。

「独島アシカ」の復元支援団を発足

様々な地域で大小の関連イベントが行われるのだが、毎年10月を「独島の月」と定めた慶尚北道で行われたイベントが興味深い。

「独島の日」を迎え、「独島アシカ」を復元するための団体発足式を行ったのだ。

独島市民連帯は10月24日、第124周年独島勅令の日記念式、および独島アシカ復元支援団発足式を開催した。このイベントには、大邱(テグ)・慶尚北道の市民200人余りが参加した。

同日13時に開幕したイベントは、啓明(ケミョン)大学テコンドー学科の学生30人によるテコンドーダンスで幕を開け、書道家のイ・ホンジェ氏が大きな白い横断幕に「帰ってこい、独島アシカよ!」と書くパフォーマンスが披露された。

書道家のパフォーマンス
(写真=独島市民連帯)書道家のパフォーマンス

さらに大邱の不老(プルロ)中学校のウインドオーケストラ33人が登場し、マーチングバンドの街頭公演や『独島は我が領土』などの演奏で、会場を盛り上げた。

パリ五輪の金メダリストも“間接的に”ではあるが、参加している。独島アシカ復元支援団発足式では、16歳の金メダリストとして注目を集めた射撃のパン・ヒョジン(大邱体育高2年)の会員加入書が、大邱体育高校の教頭を通じて独島市民連帯に届けられ、注目を集めた。

ちなみに、独島アシカは日本によって絶滅したという。この日、独島市民連帯のチョン・チュンジン代表が「日本によって絶滅させられた独島アシカを復元し、独島の生態系と環境を保全することがこの時代の使命である」と述べ、「独島アシカ復元支援団を組織し、復元事業を積極的に支援していく」と宣言している。

いずれにしても、韓国では多彩なイベントが開催され、「独島の日」が祝われているようだ。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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