国連が韓国経済の2025年の成長率を2.2%と予測した。
国連の経済社会局(DESA)は1月9日(現地時間)、報告書「2025年世界経済状況と展望」を通じて、韓国の実質国内総生産(GDP)が今年と来年、それぞれ2.2%増加すると予測した。
2024年の成長率推定値としては、2023年の1.4%より高い2.0%を示した。国連は、成長率増加の要因として半導体関連の輸出が好調である一方、輸入は停滞していると評価した。
また、今年の成長エンジンは内需に移る見通しであり、実質賃金の急速な上昇や金融コストの減少が寄与すると予想した。
これはかなり楽観的な見通しと言えるかもしれない。というのも、韓国銀行が昨年11月28日に発表した修正経済展望では、2025年の成長率予想は1.9%にとどまっている。
また、ASEAN(東南アジア諸国連合)+3地域(日中韓)経済のサーベイランス・分析を行うマクロ経済調査機構AMROが発表した2024年の韓国年次協議の結果でも、韓国の2025年の成長率は1.9%と予想された。
他にも昨年11~12月に発表された数字を見ると、経済協力開発機構(OECD)が2.1%、国際通貨基金(IMF)が2.0%、韓国開発研究院(KDI)が2.0%、アジア開発銀行(ADB)が2.0%と予想していた。
何よりも韓国政府が輸出の不振などから、1月2日に今年の成長率を1.8%と展望している。
国連による韓国の成長率予測は、韓国政府や国際機関が示した予測よりも高いのだ。
一方、国連は今年の世界成長率が2023年および2024年と同じ2.8%を維持すると予測した。
報告書によれば、世界経済を主導するアメリカと中国の成長率は鈍化し、アメリカは2024年の2.8%から2025年は1.9%、中国は4.9%から4.8%に低下すると見られている。
日本は2024年の-0.2%から2025年は1.0%、ドイツは-0.2%から0.3%と成長率が上昇すると予想されている。
はたして国連の楽観的な予測通り、韓国経済は安定した成長を遂げられるのだろうか。今後の経済動向から目が離せない。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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