実際、2021年の軍隊給食費予算は兵士1人あたり一日基準で8790ウォン(約879円)、一食あたり2930ウォン(約293円)とかなりの低予算だった。
しかし、連日のバッシングによって、上層部も重い腰を上げて2022年は、一食あたりの予算を3500円(約350円)に引き上げることを決めた。
12月30日、改善した姿勢をアピールするかのように、Facebookのページ「陸軍訓練所の代わりにお届けします」に、「27師団77旅団ブランチデー近況」というタイトルの文が掲載された。
一人の兵士が提供した写真には、食べやすく手入れされたロブスターをはじめ、キムチチャーハンや揚げ餃子など、若い世代が好きなメニューでいっぱいのブランチ食事が盛り込まれた豪華仕様に。同日、別部隊の昼食も、ステーキのような高価なメニューをはじめ、ハムチーズサンドイッチなど視覚的にもリッチな食事が提供された。
年末という特別な状況下でのリッチさではあるが、軍上層部のこうした動きに、韓国ネット民は「これが軍隊食だと!?」「さすがにやりすぎ」「もう軍隊ではなく、ただのボーイスカウトになってるな。理不尽に耐えることも必要だと思うけどな」など、賛否両論の意見が飛び交った。
肉体が資本といえる軍隊において、あまりにも粗末すぎた韓国の軍隊食。目に見えた不安が解消されることは、軍のイメージアップにも繋がるのかもしれない。
(文=サーチコリア編集部)