日本では利用率1位の「LINE」も韓国では1.6%のみ…最も愛されているメッセンジャーアプリは?

2021年07月22日 経済 #グラフ
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日本で最も人気があるメッセンジャーアプリといえば、「LINE」だろう。

NTTドコモのモバイル社会研究所が2021年1月に行った調査「2021年一般向けモバイル動向調査」によると、「スマホ・ケータイ所有者のうちLINE利用率が81.1%」に上るという。

10代から30代では9割の人が利用していることはもちろん、60代(74.3%)、70代(62.9%)とシニア層から支持される“国民的なアプリ”となっている。

ただ国が変われば、使われるメッセンジャーアプリも変わる。日本とは対照的に、お隣・韓国ではLINEの利用者は少なく、支持率1.6%という数字が出ている。

韓国の世論調査機関リアルメーターがモバイルメッセンジャーアプリの支持率を調査した結果(2021年4月20日に実施、満18歳以上500人が対象、標本誤差±4.4%ポイント、信頼水準95%)だ。

それによると、韓国では「カカオトーク」が圧倒的な人気であることがわかった。「カカオトーク」の支持率は67.6%を記録。圧倒的な数字で、他のメッセンジャーアプリと比較すると、その突出度がわかりやすい。

2位「Facebookメッセンジャー」が6.4%、3位「テレグラム」5.1%、そして4位「LINE」が1.6%だ。以下、「WeChat」(1.4%)、「NATEON」(1.3%)、「WhatsApp」(1.2%)、「Skype」(1.0%)、「Snapchat」(0.2%)となっており、まさに「カカオトーク」の一人勝ちだ。

性別で見てもカカオトークは男性(67.6%)、女性(67.6%)を問わず支持を集めており、年代別では特に30代(85.5%)と40代(80.3%)、20代(76.6%)からの支持が高かった。

前回2018年3月の同様の調査でも、他のメッセンジャーアプリが一桁台のなか、カカオトークだけが62.7%の圧倒的な支持を受けていた。日本におけるLINEのように、韓国ではカカオトークが国民的なアプリなのだ。

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