練習生期間に自分に費やされたレッスン費などを、デビュー後に返済することが多いK-POPアイドルたち。
「最初はすべての収入が返済に当てられるので、売れるまではまったく収入がなかった」と告白するアイドルも多い。そこで世間の興味を引くのが、苦労の末に手にした初収入を「どこに使ったのか」ということだ。
人それぞれに事情があるため、お金の使い方について良し悪しを判断するのは難しいが、ここで特筆したいのは、初収入の使い方を周囲に褒められたアイドルたちだ。
例えば、「AOA」のソリョン。
彼女は、「デビュー後もしばらくはまったく収入がなかったので、突然入ったお金をどう使えばいいかわからなかったです。とりあえず両親にバッグとエアコンをプレゼントし、残りはそのままにしておきました」と語っている。
もともとお金を使うのが得意なほうではないらしく、「趣味はタンブラー集め。それ以外はお金をあまり使わない」と言っていた。
続いて、両親に特別なプレゼントをしたと明かしたのは、デビュー前にモンゴルで暮らしてした「楽童ミュージシャン」のイ・スヒョンだ。
一時期は白ご飯とお醤油で食事をするほど家計が苦しかったそうで、「その頃に両親が結婚指輪を売った」という。そして初収入をもらうと、すぐさま「新しい指輪とジュエリーセットをプレゼントした」と明かし、周囲を感動させた。
興味深い方法で親孝行をしたアイドルもいる。「EXID」のソルジだ。
母に「お金の座布団に座らせてあげる」と約束していたというソルジ。“お金の座布団に座る”とは、お金持ちになるという意味の慣用句だが、ソルジは収入をもらったその日にお金を引き降ろし、紙幣を並べて“リアルお金の座布団”を作った。
長い無名時代を経てようやく作ることができたそのお金座布団に母を座らせた瞬間、涙がこみ上げたという。
このように初収入を家族のために使うことも素晴らしいが、人のために使った心優しいアイドルもいた。
「DIA」のチェヨンとヒヒョンがまさにそうである。
彼女たちは非営利団体「グッドネイバーズ」に寄付し、低所得層女たちの生理用品購入のために使ってほしいという意向を示した。
以前から初収入を「どう使えば意味があるのか」と、悩んでいたらしい。
また、女性デュオ「赤いほっぺの思春期」のジヨンは、苦楽をともにしてきた相棒ジユンにプレゼントを贈った。収入をもらって初めてデパートに行き、ジユンが可愛いと言っていた財布を買ってあげたという。
収入を得るようになって「細やかな楽しみが増えた」と喜んでいた。
今年はどんなアイドルが初収入の喜びを味わうか。K-POP界の動向を見守りたい。
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