『ヤングマガジン』で連載中の人気作『月曜日のたわわ』(作・比村奇石)は、タイプの違う胸の大きな女性との日常的なシーンを描いた漫画だ。
もともとは2015年に同作者のTwitterで公開されたイラストから火がつき、2016年にはウェブアニメ化。2020年には『ヤングマガジン』での連載が開始した。
同作は、お隣・韓国でも2022年4月7日に翻訳版・第1巻が販売され、5月にも第2巻が発売する予定だ。
日本の漫画・アニメファンも多い韓国でも注目されているコンテンツだが、内容的にも否定的な人は少なくない。
そんな『月曜日のたわわ』が炎上によって、世界的な注目を集めている。問題となったのは、同作の広告が4月4日の『日本経済新聞』の朝刊に掲載されたことで、胸の大きな制服姿の女性が広告に載ることがふさわしくないという批判が起こり、否定派と肯定派による大論争に発展している。
日本での炎上ぶりは韓国でも報じられていて、韓国ネット民の間でも反応は分かれている。
肯定派の意見を見てみよう。
「男も女も性的対象になる。女側が強く主張するなら男性のセクシーショットなどが掲載されたら強く非難しなければならなくなる」
「ちょっとエッチな漫画はたくさんある。特に日本は韓国よりも漫画市場が大きく、白黒ハッキリ付けたがる韓国よりも価値観が多用だ。一概に否定するのはどうだろうか」
「漫画とか空想上の人物に熱くなるより、現実を直視してほしい」
一方、否定派の意見はこうだ。
「『月曜日のたわわ』はいつか手痛い目に遭うと思っていた」「連載が中断してしまうのは本意ではないが、抗議の声は否定しきれないな」「こういう萌え系?は女性を軽視している場合が多いので嫌になる」
オンライン上の声だけに、内容的には日本のネットユーザーと被る部分も多く、作品掲載を問題視していないものが多かった。というよりも、二次元と現実をまぜて考えるなという意見が目立った。
しかしジェンダー平等の推進が重視される昨今、もう少しの配慮が必要だったのも確かだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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