試合自体はリードしたが、前半だけで2失点する厳しい戦いを強いられた。前半24分のガーナの先制シーンでは、セットプレーのロングボールからゴール前で混戦になる過程でアンドレ・アイェウの腕にボールが当たったが、判定は覆らず。前半にはガーナにもう1点を許し、0-2でハーフタイムを迎えた。
後半には13分、16分の連続ゴールで一時同点に追いつくも、22分に3失点目を喫した韓国。結局、その後はガーナを追い詰めながらもゴールネットを揺らせず、1点差で敗れることになった。
問題の場面は後半アディショナルタイム。当時、所定の10分が与えられた後、ガーナの選手の負傷治療などがあったため、さらなる追加時間が出るものと思われた。
しかし、後半アディショナルタイムの所定の10分が経過し、韓国の選手がシュートを放ちコーナーキックを得たところで、テイラー主審が直ちに試合終了のホイッスルを吹いた。最後のチャンスを与えるのが正しいようにも見えたが、テイラー主審は断固としていた。
試合終了直後、韓国の選手がテイラー主審を囲んで抗議すると、パウロ・ベント監督も詰めかけてテイラー主審に抗議した。激しい抗議が続くと、テイラー主審はベント監督にレッドカードを提示した。
悪名高いテイラー主審の蛮行を韓国も体感することになった。イングランドのファンもうんざりしているようだった。
『ザ・サン』が掲載したファンの反応によると、「韓国はその審判を圧迫した。監督はレッドカードを受けた。アンソニー・テイラー主審の恐怖が世界中に見られるようになって嬉しい」「アンソニー・テイラーがまたしても試合より自分自身を引き立たせた」といった声が寄せられていた。
また別のファンは、「誰もがイングランド人審判を嫌う理由を世界に示したアンソニー・テイラー」と嘲弄していた。
(記事提供=OSEN)