まず韓国サッカー界のトップレジェンドといえば、マンチェスター・ユナイテッドなどでプレーしたパク・チソンだ。今大会では韓国SBSの解説委員としてカタールの地を踏んだ彼だが、初のサッカー解説は客員解説委員を務めた2015-16シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦だった。
その後、2018年ロシアW杯でSBSの正式な解説委員に抜擢され、本格的にデビューするも、当初は「無難」「思ったよりも面白くない」「声が聞こえづらい」と不評だった。
しかし、同大会でグループFの初戦ドイツ対メキシコの解説を担当したパク・チソンは「(このドイツが相手なら)韓国は勝てる」と予言。この言葉通り、グループステージ最終戦で韓国はドイツ相手に見事な試合を展開し、2-0の勝利を収めた。
自身2度目となるワールドカップ解説を務めたパク・チソンは今大会、以前よりも落ち着いた声と試合の流れを読んだ解説が好評を博した。
そして、日本でもよく知られるアン・ジョンファンは、MBCの解説者として参戦した。
パク・チソンよりも解説者としてのキャリアは長く、2014年ブラジル大会から解説業を開始したアン・ジョンファンは、2018年、今回と3大会連続での登場となった。
現役引退後、バラエティ番組などでタレントとしても活発に活動しているアン・ジョンファンは、解説者としてもユニークな発言が度々話題となっている。
例えばブラジル大会では、グループDの2戦目イタリア対コスタリカの試合を解説したのだが、この時の発言が注目を集めた。
というのも、アン・ジョンファンが明らかにイタリアをディスっていたためだ。