現地で取材に応じた芹澤コーチは、「斗山は予想通り選手たちがスマートだ。例えば、キャッチボールだけを見てもホ・ギョンミン、ヤン・ウィジなど多くの選手が色々なことを考えながら行動していることが感じられる」とし、「特に、ヤン・ウィジはパク・ギョンワンやチン・ガプヨンなど歴代のKBOリーグ名捕手に劣らないトップレベルにいる選手のようだ」と、斗山でのコーチ生活に満足感を示した。
1990年代後半から2000年代にかけて中日ドラゴンズや東北楽天ゴールデンイーグルスでコーチを歴任した芹澤コーチは、2010年にSSGの前身であるSKワイバーンズの1軍バッテリーコーチに就任し、韓国野球と縁を結んだ。
その後、2012~2014年はサムスン・ライオンズの1軍バッテリーコーチを務め、3年連続優勝に大きく貢献。そこでコーチング能力が高く評価され、2015~2016年の東京ヤクルトスワローズ2軍バッテリーコーチを挟んで2017年にサムスン、2019~2020年にLGツインズ、2021~2022年にSSGとKBO各球団でバッテリー指導を担当した。
芹澤コーチはこの10年以上の間に、チン・ガプヨンやパク・ギョンワン、ユ・ガンナム、イ・ジヨンなどトップレベルの捕手を指導した。今回のWBCでも、芹澤コーチと縁のあるヤン・ウィジ、イ・ジヨンが捕手エントリーに名を連ねた。
韓国代表は来る3月に開幕するWBCで宿敵・日本と同じプールに編成された。これを受け、日本のメディアが韓国野球専門家の芹澤コーチを通じて韓国の捕手陣を把握しようとした。
しかし、芹澤コーチは苦心の末にこれを断った。それはなぜか。