「今回の韓国代表の捕手はヤン・ウィジ、イ・ジヨンじゃないか」と切り出した芹澤コーチは、「正直に言うと、日本側からWBCと関連して取材要請があったが、話せないと判断して断った。私の教え子であるヤン・ウィジ、イ・ジヨンの2人がともに代表捕手であるため、私は正直、韓国を応援している」と明らかにした。
そして、「韓国で10年以上過ごしているので、逆に日本の選手の方が知らない。それに今、私は斗山所属だ。斗山で給与を受け取る立場だ」とし、「そのため、日本はあまり応援していない。これは本当に率直な話だ」と付け加えた。
であれば、韓国報道陣に日本戦の秘策を公開することはできるのか。
そのことについて聞くと、芹澤コーチは「実際、日本では私に対して関心があまりない。私は韓国で仕事をしているのでいくらでも話せる」とし、「キーポイントは大谷翔平だ。ただ、シーズン序盤なので韓国の打者が彼の直球をなんとか打つものとみている。結局は変化球を打てるかどうかの戦いだ」と見通した。
韓国代表の正捕手を担うヤン・ウィジに対する助言も聞くことができた。
芹澤コーチは「ヤン・ウィジの心が非常に複雑になると予想している。東京五輪の借金を返済すべきだという考えもあるだろう。その一方で、斗山の中心としてシーズンを頑張らなければならないという負担もありそうだ」とし、「だから、私はヤン・ウィジを応援する。プレッシャーは大きいと思うが、上手く乗り切ってほしい」と伝えた。
(記事提供=OSEN)