カタールW杯後、キム・ミンジェは「多くの選手が1歳でも若い頃からヨーロッパを経験しなければならない」とアドバイスしていたことは記憶に新しい。韓国は兵役義務など様々な障害が多く、選手の成長に制限が多い環境だ。
一方、日本は欧州5大リーグでプレーしている選手だけでも14人。この5カ国以外にも、スコットランド・セルティックで得点王の古橋亨梧(28)など、欧州全域では39人もの日本人選手がいる。
現在、韓国が直面している問題は、日韓サッカーの格差は今後も広がり続けるという点だ。
U-23韓国代表は昨年、アジアカップのベスト8で日本と戦い、こちらも0-3の大敗。しかも、日本代表は2歳年下のU-21で構成されていた。U-16代表も昨年6月に日本に0-3で敗れている。
韓国が日本に快勝した最後の試合は、2019年U-20ワールドカップでのことだ(1-0)。当時、イ・ガンイン(21、マジョルカ)が率いた韓国は、FIFA主催の大会で初めて準優勝を成し遂げた。
そんな力関係の両国だが、韓国は近く分水嶺を迎える。
現在開催中のU-20アジアカップで韓国は、15日23時(日本時間)開始の準決勝でウズベキスタンと対決する。そして同日19時に始まるもう一つの準決勝で日本がイラクに勝てば、決勝で日韓戦が実現するのだ。
果たして韓国は、全カテゴリーを通しての日韓戦“4連敗”という負の連鎖を断ち切ることができるだろうか。これ以上の失態は許されない。
(記事提供=OSEN)