2019年のプロ野球ドラフト会議でロッテの1位指名を受けた佐々木は、プロ入り初年度の2020年では1・2軍通して1試合も出場せず、丹念に体を作った。
ロッテによって大事に育てられた佐々木は、2年目の2021年にプロデビューを果たすと、11試合(63.1回)3勝2敗の防御率2.27を記録し、可能性を示した。
そして、昨季は佐々木のポテンシャルが満開したと言えるシーズンだった。日本プロ野球史上最年少で完全試合を達成するなど、20試合(129.1回)9勝4敗の防御率2.02を記録した。負傷で多くの試合に出られなかったことは惜しかったが、すでに日本では次世代エースとして期待されている。
今回のWBCで侍ジャパンに選ばれた佐々木は、11日のチェコ戦で先発登板し、3.2回2被安打、2四球、1死球、8奪三振の1失点(自責点0)で勝利を記録した。
二刀流の大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)が、16日に行われた準々決勝イタリア戦がWBC最後の登板とされているなか、佐々木は14年ぶりの決勝進出がかかった大一番で先発投手という重責を担う。
「楽しみな気持ちもあるし、もちろん不安もある」と伝えた佐々木は、「健康な状態で投げられていると思う。実際の試合ではマウンドも時間帯も違うだろうが、上手く投げたい」と話していた。
(記事提供=OSEN)