オホッピーは4月12日(日本時間)に行われたワシントン・ナショナルズ戦で「9番・捕手」として先発出場。6回にソロ本塁打を放つなどの活躍で、エンゼルスの2-0の勝利に貢献した。
捕手としては先発投手の大谷とバッテリーを組み、7回無失点とした後、リリーフ陣とも息を合わせて無失点試合を引き出した。日本メディアによると、大谷はオホッピーについて「素晴らしい。長打力、勝負強さがある」と絶賛していた。
今シーズン、大谷は投手として3試合に登板して2勝、19回1失点、防御率0.47と好投している。
正捕手マックス・スタッシが負傷離脱中のなか、新人のオホッピーと初めてバッテリーを組んでいるが、予想以上に良い連携を見せている。
何より、打撃面が期待以上だ。オホッピーは13日時点で打率0.257(39打数89安打)、4本塁打、11打点、OPS(出塁率+長打率)0.936を記録している。本塁打4本は大谷やマイク・トラウト(いずれも3本)を超えチーム1位の記録だ。
本塁打4本のうち、2本を大谷が先発登板した日に打っており、攻守で“女房役”として大谷を支えている。
2018年ドラフト23巡目(全体677位)でフィラデルフィア・フィリーズに指名されたオホッピーは、下位指名ながらマイナーリーグで着実に成長を遂げてきた。
そして昨年8月、ブランドン・マーシュとのトレードでエンゼルスに移籍。同年9月末にメジャー初昇格を果たした。
トレード相手のマーシュはフィリーズでワールドシリーズを経験し、今季も10試合で打率0.387(31打数12安打)、2本塁打、7打点、OPS 1.393と活躍しているが、オホッピーの成長も尋常ではない。
正捕手の負傷で巡ってきたチャンスを逃さず、主力として着実に経験を積み重ね、大谷も認める捕手として存在価値を高めている。
(記事提供=OSEN)