山口は同日、自身のインスタグラムを通じて現役引退を発表した。
山口は日本プロ野球通算443勝(116.2回)66勝66敗112セーブ、防御率3.36を記録した投手だ。2020年シーズンにはトロント・ブルージェイズに2年635万ドルの契約で加入し、米メジャーリーグでリュ・ヒョンジンらとともにプレーした。
ただ、成績は17試合で2勝4敗1ホールドの防御率8.06と低調で、シーズン終了後に放出された。その後、サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下マイナーで再起をはかったが、メジャーの舞台に再び立つことはできなかった。
そして、2021年6月に巨人と契約して日本プロ野球に復帰した山口は、同年シーズンこそ15試合2勝8敗の防御率3.56と悪くはない成績を収めた。
だが、昨季は負傷に苦しんだこともなどもあり、1軍でわずか1試合(2回)の登板にとどまった。2軍では23試合1勝2敗3セーブで防御率4.0、31奪三振を記録したが、開幕から1軍入りを逃すなど、巨人コーチ陣の信頼を得られなかった。
結局、昨年10月に巨人から戦力外を言い渡された。
山口はインスタグラムを通じて「報告が遅れたが、17年間の野球人生に幕を下ろすことにした。今思えば、自分の野球人生は本当に波乱万丈だった。そんななか、何があっても応援して下さったすべての方に感謝をしたい」と引退を伝えた。
また、今後の計画については「野球のない人生が不思議だが、これから先の人生も長い。これからも自分らしく、日々勉強し、色々なことにチャレンジしながら頑張っていきたい」と伝えていた。
(記事提供=OSEN)