サムスンは8回終了時点までに1-2でリードを許していたが、9回表に二死一、三塁のチャンスから代打キム・ドンヨプの内野安打で同点に追いつくと、その後イ・ジェヒョンの右前安打と相手のミスも重なり、2人がホームに生還。4-2の逆転に成功した。
当時、ダックアウトで戦況を見守っていた捕手カン・ミンホは、イ・ビョンギュ首席コーチの胸ぐらをつかんで逆転の喜びを表していた。胸ぐらを掴まれたイ・ビョンギュ首席コーチは驚いた様子ながらも、笑顔で喜びを分かち合っていた。
以降、サムスンはキム・ジチャンの適時打で5-2とさらに点差を広げた。9回裏にはハンファに本塁打で1点を返されたが、劇的な再逆転は許さず勝利をもぎ取った。
25日、本拠地大邱サムスン・ライオンズ・パークでのキウム・ヒーローズ戦を控え、報道陣の取材に応じたパク・ジンマン監督は、当時の状況を振り返って「自分のせいでチームが負けるところだったが、逆転に成功して、自分が打ったことよりもっと喜んでいた。それだけチームの雰囲気が良いという意味」とし、「成績が良くなると自然に雰囲気も良くなり、負けていても簡単に負けないのが最近のサムスンだ」と伝えた。
一見、選手とコーチの間で“一触即発”の事態かと思われたが、実際には喜びを爆発させた余りの感情表現だったようだ。
(記事提供=OSEN)