エンゼルスは29日、敵地シチズンズ・バンク・パークでフィラデルフィア・フィリーズに4-6の逆転負けを喫した。
「2番・指名打者」として先発出場した大谷は4打数1安打、1四球で2出塁を記録したが、チームの敗北を防げなかった。 シーズン打率は「0.305」から「0.304」に下がった。
大谷は1回無死一塁で迎えた初打席で安打を生産した。フィリーズ先発タイワン・ウォーカーが5球目に投じたストレートを攻略し、中前安打を放った。
投手としてしばらくマウンドに上がることができなくなった大谷だが、打者として2試合ぶりに安打を放った。去る24日のシンシナティ・レッズ戦で1.1回を投球後に降板し、右肘の靭帯損傷で手術台に上がる可能性もあるなか、打者としては問題ないことを示している。
大谷の出塁後、ブランドン・ドゥルーリーが空振り三振に終わり、マイク・ムスタカスは二飛にとどまった。それでもルイス・レンヒーフォの右前安打でエンゼルスが先制に成功した。しかし、同回裏に同点に追いつかれた。
大谷は3回の2打席目で先頭打者として出場したが、中飛で退いた。
エンゼルスは4回表、二死二、三塁で大谷が敬遠で出塁し、満塁のチャンスを得た。そして、ドゥルーリーが2点適時打をを放ち、再びリードを得たように思えた。
しかし4回裏、エンゼルス先発のルーカス・ジオリトが最初の打者トレイ・ターナーに四球を与えると、ブライス・ハーパーに3球目に投じたストレートを打ち返され、2ラン本塁打を浴びた。試合は再び3-3の同点となると、5回裏にターナーに2ラン本塁打を献納し、4-6と逆転されてしまう。
大谷は6回、フィリーズ2番手マット・ストラーム相手に空振り三振を喫し、8回は一ゴロに終わった。
エンゼルスは9回、ドゥルーリーが右飛、ムスタカスが中飛、レンヒーフォが二ゴロで退き、再逆転には届かず敗戦となった。
(記事提供=OSEN)