久保は22日、敵地エスタディオ・ヌエボ・ミランディージャで行われたラ・リーガ第18節のカディス戦で先発フル出場したが、相手選手のファウルに苦しめられた。
右サイドで出場した久保は後半39分、ドリブル途中に相手MFルベン・アルカラスに右腕を掴まれ、突破できずに倒れた。単純なファウルを越え、アルカラスが久保の腕を掴んで360度回り、力で無理やり投げ飛ばす光景が見られた。
度を越えたファウルには久保も感情を抑えきれず、すぐに立ち上がってアルカラスの胸を突き飛ばすなど、興奮した様子を隠さなかった。
しかし、アルカラスはイエローカードを受け取るにとどまり、退場することはなかった。この光景はSNS上でも広く拡散されている。
アルカラスはこのほかにも、久保と競り合う過程でボールを奪えず、右手で久保の脇腹を殴る姿も見せた。
スペイン現地メディア『ムンド・デポルティーボ』も、この日のアルカラスはレッドカードで退場となってもおかしくなかったと指摘している。
久保は今季、レアル・ソシエダのエースとして活躍している。ラ・リーガ17試合で6ゴール4アシストを記録し、ラ・リーガ9月の月間最優秀選手にも名を連ねた。
このため、久保は対戦相手から激しい対人マークを受けている。一部の現地メディアは負傷の危険性が高まっていると懸念を示している。
久保はアルカラスのファウルに腹が立ったのか、自身のSNSに当時の映像を掲載した。自分の脇腹にパンチが浴びせられた場面だった。日本メディアは、「久保が悪質行為に屈せず抗議する姿勢を見せた」と称賛していた。
(記事提供=OSEN)