韓国のコンビニ商品が世界的に人気を集めるなか、国内コンビニ業界1・2位を争うGSリテールとBGFリテールがともに輸出額1000万ドル(日本円=15億5399万円)突破を達成した。
12月4日、韓国の流通業界によると、GSリテールは今年に入り先月末までに輸出実績150億ウォン(約15億円)を記録した。GSリテールの輸出額は2017年に20億ウォン(約2億1089万円)規模だったため、8年で75倍に成長した形となる。
輸出品目も2017年の約40種から今年は約600種へと増え、輸出対象国も33カ国へ拡大された。
「YOU US」や「REAL Price」、Netflixとのコラボ商品など、GSの自社ブランド(PB)や差別化した商品が主な輸出品目である。韓国国内で人気を得た商品がソーシャルメディア(SNS)を通じて海外にも知られ、輸入要請を受ける事例が急増した。
GS25は海外ローカルマート中心だった海外輸出・販売先を、海外各国の代表ショッピングプラットフォームへ拡張した。今年、GS25が最も多く輸出した国は日本、アメリカ、イギリスの順で集計された。
2019年に輸出額100万ドル(約1億5543万円)を記録したBGFリテールは、6年でその額を1000万ドルに伸ばした。2019年に約50種だった輸出品目は今年約1000種に達した。生フルーツハイボールや延世クリームパンシリーズ、GETラテパウダー、PBICKスナックが特に人気だという。
BGFリテールは国別のカスタマイズ輸出戦略を展開している。海外CU店舗があるモンゴル、マレーシア、アメリカなどの国には、店舗運営に必要な商品とともに設備・什器類、消耗品などを供給する。CU店舗がない国には、現地流通業者との直接取引を通じてCU PBおよび中小企業の優秀商品を輸出し、追加の出店機会を模索する。
BGFリテールは2018年のCUモンゴル1号店開店を始まりに、2021年にマレーシア、昨年にカザフスタンへ進出し、先月12日にはアメリカ・ハワイCU1号店がオープンした。海外CU店舗は11月時点で750店舗が運営中だ。
(記事提供=時事ジャーナル)
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