日本からは1500億円超!?「外国人医療観光」で潤う韓国 患者数は10年で4倍増「我が国の経済に貢献」

2025年10月25日 社会 #時事ジャーナル
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昨年に外国人患者とその同行者が韓国を訪れ、診療だけでなくショッピング・宿泊・旅行など医療観光の過程で支出した金額が7兆5039億ウォン(日本円=約7988億1191万円)に達したことがわかった。

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これを受け、韓国では単なる診療目的を超えて観光・消費・滞在が結びついた「医療観光」が、韓国国内の経済に明確な波及効果をもたらしていると分析されている。

保健福祉部と韓国保健産業振興院が、国会保健福祉委員会のソ・ミファ議員に提出した資料によると、2024年の外国人医療観光支出額は中国が2兆4442億ウォン(約2601億5258万円)、日本が1兆4179億ウォン(約1509億1659万円)、アメリカが7964億ウォン(約847億円)、台湾が5790億ウォン(約616億円)、モンゴルが3055億ウォン(約325億円)の順と集計された。

外国人患者数と支出額を合わせて分析した結果、中国人患者は1人当たり平均937万ウォン(約99万円)、アメリカ人患者は781万ウォン(約83万円)、日本人患者は321万ウォン(約34万円)を支出したと推定された。これは、中国とアメリカの患者が診療以外にも宿泊・ショッピング・観光などの付随活動に積極的に消費していることを示している。

一方、日本人の場合は滞在期間が短いか、医療中心の訪問が多いため、相対的に支出規模が低いと解釈されている。

診療科別では、皮膚科が56.6%(70万5044人)で最も多く、続いて美容外科が11.4%(14万1845人)、内科統合が10%(12万4085人)の順だった。

医療機関の種類別では、クリニック級の医療機関が全体の82%(95万9827人)を占めた。これは、外国人医療観光の中核需要が美容・皮膚分野に集中しており、比較的アクセスしやすいクリニックが中心的役割を果たしていることを意味する。

写真はイメージ
(写真=サーチコリアニュース編集部)

韓国の外国人患者誘致事業は2009年に本格化して以降、着実に成長を続けている。

2015年に29万6889人だった外国人患者数は、2024年には117万467人と約4倍(294%)増加。医療観光が「診療中心のサービス」から脱し、多様な産業と連携する高付加価値産業へと発展していることを示している。

ソ・ミファ議員は「外国人患者が医療観光を通じて韓国国内の経済に相当な貢献をしている。医療観光産業を戦略的に育成し、地域経済の活性化と雇用創出に繋げるようにしなければならない」とし、「外国人を対象とした嫌悪発言や人種差別的集会は、国家イメージと“医療韓流”の成長に否定的な影響を及ぼす可能性があるため、社会全体でこれを止揚するべきだ」と指摘した。

(記事提供=時事ジャーナル)

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