韓国の人気ユーチューバーに広告費を与えていながら、それを隠していたという“裏広告騒動”で韓国消費者の不買運動を受けているプーマが8月15日、欧州公式ホームページに旭日旗の画像をアップロードし、ひんしゅくを買っている。
その画像は現在、旭日旗の画像だけ消された状態だが、韓国では“歴史無知”という批判の声が上がっている。
そもそもプーマは1948年にルドルフ・ダスラーが設立したドイツのスポーツファッションブランドだ。
ルドルフ・ダスラーは弟のアドルフ・ダスラーと1924年にアディダスを創立しながら、商売繁盛のためにナチ党に加入、終戦後には戦犯裁判を受けた経歴もある。
そんなプーマは去る8月15日、公式ホームページに旭日旗の画像を掲載、さらに「WAKE UP」というフレーズもつけて韓国で問題視された。
韓国における8月15日は、「光復節」と呼ばれ、1945年8月15日、韓国が日本から国権を回復した意味を持つ祝日だ。そんな日に旭日旗の画像を掲載しただけに、韓国ネット民の怒りも高まっている。
「旭日旗撲滅キャンペーン」で知られるソ・ギョンドク教授は「プーマをはじめアディダス、ナイキなど世界的なスポーツブランドが旭日旗デザイン使用した前例は、ひとつやふたつではないが、故意があったかは確かめてみる必要が問題」とした。
また「実際にはブランド側に抗議メールや電話で旭日旗の意味を告知してみると、大多数が“無知による間違い”と答えた。これは私たちの歴史をもう少し一生懸命に広報する必要があるという傍証でもある」と述べた。
続いて「今回の事例は他国に旭日旗について正確に説明する絶好の機会」とし、「感情をむき出しにした非難だけをするのではなく、それらのブランドが正確な意味と歴史を土台にキャンペーンを展開できるよう、継続的に教育すれば肯定的な成果が戻ってくるだろう」と付け加えた。
いずれにしてもプーマの公式ホームページで、しかも8月15日に旭日旗デザインが上がったことは、韓国にとってショッキングが出来事だろう。不買運動などに発展していくのか、注目してみたい。
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