買春目的でフィリピンに訪れた韓国人男性207人が検挙の衝撃!!

2016年02月11日 社会
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韓国人男性に近年、大人気の旅行先がある。フィリピンだ。しかし、韓国人旅行者の一部は、“買春”を目的に同地を訪れているという実態が明らかになっている。

例えば、2015年8月26日、フィリピン人女性を買春したという韓国人男性207人が検挙された。彼らはフィリピンに買春を目的に訪れた人たちで、大企業のサラリーマン、医師、公務員なども含まれていたという。

11万円のフィリピン旅行を企画

釜山地方警察庁は同日、買春旅行をあっせんした罪でイ容疑者(35)を拘束し、フィリピン現地に滞在していた共犯のキム容疑者(34)を指名手配したと発表。

イ容疑者らは、生活の苦しいフィリピン人女性たちに近づき、彼女たちの身長・体重、性的嗜好などを調べた上で売春婦として雇用したという。

彼らは、インターネットを通じて韓国人会員を募集し、2泊3日の“売春婦付きパック旅行”として、1人当たり110万ウォン(約11万円)で販売していたようだ。彼らは2014年1月から今年4月までの間に、計14億ウォン(約1億4000万円)の利益を得ていたともされている。

韓国人のなかでも50代の男性が買春を目的にフィリピンを訪れていることは、これまでも伝えられてきた。しかし、今回検挙された韓国人男性たちは、これまでとは若干趣が異なる。というのも、207人中174人が20~30代の男性なのだ。

これまでフィリピン買春旅行といえば40~50代の中年男性が楽しむものとされてきた。それが今回の大量検挙によって、30代の容疑者らが企画・あっせんし、20~30代男性が顧客として買春旅行を楽しむという新たな構造が生まれようとしていることがわかったのだ。

今回のフィリピン買春旅行に限らず、最近の性売買の若年化は顕著だ。

例えば、2015年6月にソウル警察庁などが検挙した性売買業者の経営者は、124人中20代が38人、30代が70人となっており、実に約87%が20~30代であることが判明している。警察の取り締まりが強化されるなか、インターネットやSNSを活用した宣伝の重要性が上がったため、30代以下の男性たちが幅を利かせているという。

韓国の20代、30代は、恋愛、結婚、出産、マイホーム、人間関係を放棄した「5放世代」などと呼ばれることもあるが、どうやら色欲までは放棄していないようだ。

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