どんどん増税されてきた日本のたばこ税が、10月1日に再び引き上げられる。
日本のたばこ税は2018年から3段階で見直されている。さらに、飲食店などの屋内を原則禁煙とする改正健康増進法により喫煙可能な箇所も限られるようになった。
その結果、去る9月10日には、喫煙者として居場所を失って、精神的苦痛を被ったとして、国に200万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす人も現れ、その判決には多くの注目が集まっている。
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喫煙者にとって肩身の狭い世界になってきたが、愛煙家が白い目で見られる要因のひとつに、「吸い殻のポイ捨て」がある。実際、喫煙者が減っているとはいえ、路上などにポイ捨てされた吸い殻はまだかなり目立つ。
こうした状況はお隣・韓国も変わらないのだが、最近では少し面白い試みが試されるようで話題を集めている。なんと、政府がタバコの吸殻ゴミを集めてリサイクルする方案を本格的に推進することを決めたのだ。
現在、韓国では路上に捨てられている吸い殻は、一日平均1200万本に上るという。
そこで韓国環境省は、吸い殻リサイクルを積極的に行うことを決めたのだが、リサイクルするために必要なのが、吸い殻の回収であり、各自治体には積極的な回収を臨んだ。
その手段としてソウル江北区は、なんとポイ捨て回収に補償金を設置。吸殻1kgあたり2万ウォン(約2000円)、月最大6万ウォン(約6000円)までの補償金を出している。
こうした改革案には韓国ネット民からも反響が多く、「これは素晴らしい。全国的に広げましょう」「いいアイデアだね」といった賛同の意見から、「ポイ捨てに対する取り締まりを強化するほうがいいだろ」「値上げして吸えないようにすればいい」など、厳しい意見もあった。
受動喫煙の観点から、世界的に愛煙家に対する風当たりが強い。だからこそ、一人ひとりがマナーを守っていかなければ、立場は弱まる一方だろう。
(文=サーチコリア編集部)
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