「そのお金は私のもの!!」キムチ冷蔵庫から大金が発見された驚きエピソード【韓国編】

2021年10月06日 社会
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「ゴミの中から大金が」

こういった事例は実は意外と多い。最近でも、8月2日は神戸市東灘区の廃棄物処理施設で、収集したごみの中から現金約350万円が見つかったと発表した。同署は拾得物として受理、持ち主を捜している。

また、5月には 岐阜県多治見市の産業廃棄物中間処理場で、廃棄物の中から約500万円が発見され大騒動となった。このお金は、発見者の建設・産業廃棄物処分業「國本起業」が300万円を県に、100万円を多治見市にそれぞれ寄付した。残り100万円も後日、御嵩町に寄付する。

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前述したように、こうした思わぬところから大金が出てくるというのは割とよくあり、お隣・韓国でも同様の事例が起きている。

去る8月、済州島(チェジュド)で中古のキムチ用冷蔵庫を購入した人がいたのだが、なんと冷蔵庫の底には1億ウォン(約1000万円)を超える現金の束が発見された。

所有者は思わぬ大金に驚き、警察に申告した。すると、その過程では、「そのお金は私のだ」という虚偽の申告も相次いだ。
ちなみに、所有権を主張する理由で一番多かったのは、「両親が残してくださったお金だ、確認をしたい」というものだったという。

この現金の束は、ある病院の封筒に入っていて、そこに記されていたメモ書きの筆跡から、ソウルの病院に入院していた60代の女性だったことがわかった。

なぜ、彼女の現金がソウルから済州島にまで流れたのかというと、実は女性は病院内で故人となっていて、残された遺族がしっかりとした確認もしないままに家財道具を売り払ってしまったからだった。

キムチは韓国の食卓で欠かせないが…。

この現金付きキムチ用冷蔵庫は、底に大金を残したまま、1年半もの長きにわたり中古品として売買され、済州島にまで流れついたという嘘のような話だ。

実際、韓国ネット民の間では、「申告者はすごい!報償を貰うのも当然だ」、「こうした事例をしっかり報告することで、似たような事例で正直になる人が増える」など、賞賛の声が相次いだ。

ちなみに、正直に告白した発見者には、遺失物法に基づいて5~20%、つまり推定だが550万(約55万円)~2200万円(約220万円)の補償金が与えられる。

日本や韓国を問わず、大金を前に正直に告白できる清廉さは賞賛に値する。

文=サーチコリア編集部

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