昨日1月10日は「成人の日」だった。今年も全国各地で成人式が行われ、多くの若者が人生の節目を迎えた。
芸能界やスポーツ界でも新成人となった者たちも多く、今後のさらなる活躍に注目が集まるところだ。
それは、お隣・韓国も同じである。
すでにそれぞれの分野で第一線を走る彼ら彼女たちゆえに、これからの活躍にも期待せざるを得ない。
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ただ、日本と韓国の“成人”たちには違いがある。というのも、韓国の新成人たちはまだ19歳なのだ。
実は、日本と韓国では成年年齢が異なる。
現在日本の民法が定める成年年齢は20歳で、2022年4月からは18歳に引き下げられる予定だというが、韓国では19歳以上を成人と定めているのだ。そのため、韓国で飲酒・喫煙の解禁や選挙権が与えられるのも19歳からである。
また、成人の日が毎年1月の第2月曜日にあてられている日本と違って、韓国は5月の第3月曜日となっている。
祝日ではない上に、各地方自治体や市町村が主催する式典も存在しないらしい。
日本では新成人たちが和服や紋付き袴姿に着飾ったりするが、そういったこともない。韓国では旧正月や秋夕(旧盆)の時期になると、人気アイドルたちが“韓服(ハンボク)”という伝統衣装に身を包み、その姿を公開して話題になることがあるが、成人式ではないことだ。
気になって韓国人の知人に聞いてみたが、「成人式の案内状はもらったことがないし、聞いたこともない」という。ただ一部の大学で新成人を祝う記念イベントが行われたり、高麗・朝鮮王朝時代に行われていた冠礼の再現イベントを開催する地域がいくつかある程度だという。
ただ、だからといって韓国で「成人の日」を祝う文化がまったくないわけでもならいしい。
昔から新成人を祝う贈り物として、「バラの花」「香水」「キス」の3つが定番といわれているのだ。
なぜか。