韓国タクシー業界を牛耳る「カカオタクシー」に意外な“タダ乗り方法”が…被害者ドライバーの告発

2022年01月29日 社会 #社会問題 #お金の話
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韓国最大の無料通話メッセンジャーアプリ「カカオトーク」などを国内外に展開している韓国のインターネット大手カカオは、2015年に子会社カカオモビリティを設立して、タクシー配車サービス「カカオタクシー」を開始した。

【注目】韓国タクシー業界のシェア80%を手中に収めたカカオタクシーに募る不満

韓国国内のタクシー運転手の総数25万人のうち、23万人がカカオタクシーに加入し、アプリ加入者数は2800万人に上るほど、韓国においてカカオタクシーの影響力は大きい。

そんなカカオタクシーだが、最近あるオンラインコミュニティに「カカオタクシーを無料で利用する方法」というスレットが投稿され、様々な議論を呼んでいる。

タクシー運転手を名乗る投稿主は、決済方法を悪用したタダ乗り方法を詳細に解説している。

まず、カカオタクシーを利用した場合、紙の領収書を発行することは不可能なのだが、投稿主は「会社提出用に必要だ」などと、納得させられるだろう理由を話して、貰うように促した。

そして紙の領収書が発行されれば、カカオタクシーアプリにある利用履歴をチェックして、領収書と日時が同じ利用欄を選択。二重決済払い戻しをクリックすれば、本人の口座に現金で払い戻しされるというものだ。

実に単純な方法だが、これを防止する手段は現状ないという。さらにタクシー運転手の中には、カカオタクシー利用客に紙の領収書を発行できないことを知らない人も多いという。

画像はイメージ

これについて韓国オンライン上では「タダでタクシーが乗り放題(笑)」「移動手段はこれからカカオタクシー一択だな」「こんな裏技があったとは…」「高齢の運転手さんは絶対に理解できないと思うので、早く改善してほしいですね」など、大盛り上がりだ。

ちなみに、この方法で被害を受けるのはカカオ側ではなく、実際のタクシー運転手だ。投稿主自身が被害にあったそうで、「アプリで確認したら決済キャンセル完了のお知らせが開かれた。カカオタクシーはキャンセルの確認電話すらなく、被害はこちらがすべて受けているのが悔しい」と主張した。

韓国タクシー業界を牛耳るカカオタクシーだけに、決済システムの盲点は直ちに改善されなければならないだろう。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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