バスや電車など、公共機関が止まったときほど、タクシーを利用する機会は増える。そんなタクシー利用に関する不満が韓国内で増加傾向にあるようだ。
直近4年間に韓国消費者相談センターに寄せられたタクシープラットフォーム関連の消費者不満(483件)のうち、34.4%は「ボッタクリ料金」(166件)であり、17%は「キャンセル料」(82件)であることがわかった。つまりクレームの大半が、料金関連になる。
その現状を消費者員が調査してみたところ、現在、4つのタクシープラットフォームがキャンセル料を課していることがわかった。
2022年6月基準、配車完了後のキャンセル手数料はプラットフォーム別に1000ウォン(約100円)~5000ウォン(約500円)、未搭乗手数料は2000ウォン(約200円)~5500ウォン(約550円)だった。
具体的には、「即時呼び出し」ではなく「予約呼び出し」は、キャンセル料が高くなるということだ。
一方で消費者側のキャンセル料金は存在するが、事業者側がキャンセルした場合は罰金が存在しない。それも不満に直結している。
こうした調査結果に韓国内では「韓国のタクシーは世界最低レベルだが、料金だけは世界最高レベル」「最近のタクシー運転手は欲深い。もっと消費者目線でサービスを提供すべきだ」と、怒りの声が多く上がった。
タクシーはたしかに便利だが、自身のお財布と相談して利用しなければならない。特に韓国のタクシーはトラブルが少なくないため、できるだけ慎重に利用したい。
(文=サーチコリアニュース編集部)
前へ
次へ