韓国の人気観光エリア・明洞(ミョンドン)といえば、メインストリートを中心にズラリと並ぶ屋台が上げられる。
トッポッキなどの定番メニューから変わり種まで、多くの屋台が観光客を楽しませているが、最近は明洞の屋台事情が変わってきているようだ。
その変わった部分とはズバリ「価格」だ。
明洞と同様に人気の観光エリア・南大門(ナンデムン)市場と比べると、明洞の屋台料金は1.5~2倍ほど高値に設定されているのだ。
実際、ポピュラーな屋台料理であるトッポッキは南大門では3000ウォン(約330円)なのに対し、明洞では5000ウォン(約550円)前後の価格となっている。
なお、両地域はソウル市の観光特区であり、距離的には直線で1kmほどしか離れていない。
こうした明洞の高価格化は顕著だが、人気観光エリアだけに、観光客を減らさないためにも解決しなければならない問題だろう。
これには、韓国内でも「上手くやっているK-ブームに水をかける行為」「明洞の商人たちはあまりにも自分本位すぎる。もっと長期的な視線をもってほしい」「観光客を遠ざける愚行」など、辛辣な意見が目立った。
韓国観光公社の統計によると、2023年10月までに訪韓した外国人観光客はコロナ明けということもあり、888万人にのぼり、2022年の同期間より303.9%も増えている。さらに、韓国政府は来年は2000万人の観光客を目標としている。
観光客増加を目指す以上、明確なボッタクリ感を与えるのは悪手だろう。明洞は屋台以外も魅力あふれる街なだけに、ぜひとも改善して欲しいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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