韓国では5月15日は、恩師や学校の先生に感謝を伝える「ススン(師匠)の日」だ。
祝日ではなく、大きなイベントなどもないが、個人やクラス単位で先生たちに花束や感謝を伝える人も多いそうだ。
そんな「ススンの日」にちなんで5月9日には、韓国の全国幼稚園・小・中・高校の教師らが参加する教師労働組合連盟が、全国教員認識アンケートの結果を公表した。
まず、「現在の教師生活に満足するか」という質問には、22.7%が「している」、2.4%が「とてもしている」と回答。昨年の満足している・36.5%よりも下がる結果となった。
また、63.2%が「最近1年間、離職または辞職を悩んだことがある」と回答している。教師たちは「私の職業は、より良い社会を作るのに貢献している」(71.3%)と回答したが、「私たちの社会で尊重されていない」(78.5%)と答えた者も多かった。
やはり、韓国での教権の失墜は大きな問題のようだ。こうした回答に、韓国ネット民の間では「学生の人権だけを尊重した結果」「学生もその両親も教師を下に見ている」「まともに叱ることもできないで、どう教師をしろというのか」など、同情の声が多くあがった。
恩師や師匠たちへ感謝を伝える「ススンの日」。師匠たちの苦労が偲ばれる…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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